2013年7月3日水曜日

【中古レコメンド盤 2013.07.03.】

JOEY BADA$$の新しいの良いですね。
ラップも格好良いし大人気の理由も納得。
ですがこれが話題になってなぜMASTA KILLAはダメなのか....とか思ってしまいました。


さて、本日のレコメンド盤。


■THE WEAKENER / What Do You Know About It? LP 

※こちら売り切れました。

aka MICK HARRIS、ヒップホップファンには馴染みのない人かもですが、とある界隈では伝説のお方です。
ex. NAPALM DEATH。
1998年にWORDSOUNDから出したアルバム作品で、おそらくMICKさんはこの名義ではこれしか出してないはずです。
グラインドコアの始祖と言われたあのドラミングを産み出したことで知られるMICKさんですが、
こちらは恐ろしいほど禍々しい地獄のBPMに支配されたイルビエント。
分かりやすい多重的ドゥーミーさを押し出すのではなく、かなり絞られた音数だけで鳴らす、
凶悪というでもなくただひたすらそこにある闇のような作品。
素晴らしいです。
昨年来日したSCORN名義での作品も90年代前半から出しており、今はダブステップをやっています。
ダブステップ期の作品はちゃんと聞いたことがないので説明できませんが、90's期のは
安心の地獄の門構えですので、そちらも是非。







■ROD TAYLOR / Ethiopian Kings 1975-80 LP

こちら、凡百のルーツレゲエ編集盤と同じと侮るなかれ、ROD TAYLORさんの素晴らしさが五臓六腑染む推薦盤。
冒頭失禁級の名曲"Ethiopian Kings"、名門FREEDOM SOUNDSからリリースされた一曲ですが、
これは本当に極上という他ないほどに悶える至極作、その一曲だけでも試聴是々非々!
バッキングにはこの時代のROOTS RADICS、SOUL SYNDICATE、REVOLUTIONARIESが陣取っていますゆえ、
微塵の揚げ足取りの隙間もないほどにルーツ・レゲエたる演奏と、ナナメのコブシとヨコのユレが効いたROD TAYLORの唄。
もう完璧でしょう。
裏面には尖がったリイシューばかりリリースしていたこちらも名門BLOOD&FIREのオーナーであるレゲエ博士STEVE BARROWによる寄稿が載っています。
あぁ...。




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